大統領就任初日に、オバマ大統領が任期8年で実行した政策の多くを「廃止する」ことを明らかにした。
米国のトランプ次期政権において大統領報道官に就く予定の
ショーン・スパイサー氏
は1日、トランプ氏が20日の大統領就任初日に、オバマ大統領が任期8年で実行した政策の多くを「廃止する」ことを明らかにした。
スパイサー氏はこれまで共和党全国委員会で主任ストラテジスト兼情報伝達ディレクターを務めてきた。
ABCテレビのインタビューで答えたもので、この廃止する対象としては「経済成長や雇用創出」に悪影響を与えた政策と説明した。
冬休みを南部フロリダ州パームビーチで過ごしていたトランプ氏は昨年12月31日、ロシアの
サイバー攻撃疑惑
に関して質問する記者団に、ロシアではなく他の誰かがやった可能性もあると述べた。
数日中に明らかになると続けた。
また、同日、自身のツイッターで「私の敵や、私と戦って手痛い敗北を喫した人も含め、皆さん良いお年を」と新年のメッセージをつぶやき煙に巻いた。
ひとこと
セールスマン的な素養は高いだろうが、その場その場の思い付き的な発言や扇動的な表現が多く利害関係の調整もたぶん他人任せにする政治を行うことで、権限を与える代わりに責任もとらせる方式になるだろう。
民間企業のように、利益を得やすい分野だけを選択していく方式が行政機関で実施するというスタンスは国家の枠組みを開放することと同じになり、利害の対立が激化しかねない。
このため、米国社会の混乱が拡大するのは必至の状況でもあり、世界への影響も強まる可能性が高い。
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