米大統領の長女イヴァンカさん、加首相との会合でも中心的役割
米国大統領のドナルド・トランプ氏が訪米中のカナダの
ジャスティン・トルドー首相
とホワイトハウス閣議室で米加両国の女性実業家らと開いた13日の会合に、トランプ氏の長女
イヴァンカ・トランプさん
を出席させた。
会合では、両首脳が発言した後、トルドー首相の横に座ったイヴァンカさんが議論の口火を切った。
トランプ大統領に対しては
一家の事業
と、大統領やその親族の政権内での役割との分離に関する問題が大きくなり政治問題化し始めている。
トランプ氏は、現代の歴代大統領が従ってきた慣例を破り
確定申告書の公開を拒否
している。
この他、自身の事業を売却する代わりに経営権を息子らに委譲し、間接的に事業をコントロールしている問題も残ったままだ。
また、長女のイヴァンカさんも不動産開発など大規模事業と関わりを持っており、米国の
政府倫理監督機関
の調査対象となっている。
トランプ氏は先週、イヴァンカさんが手掛けるファッションブランドの販売中止を決めた大手百貨店を
「あまりにも不公平」
と非難し大顰蹙を米国民から受けたばかりだ。
その後、ケリーアン・コンウェー大統領顧問もテレビ番組のインタビューでイヴァンカさんのブランド商品を宣伝したため、共和党幹部からも批難を受けたうえ、調査対象になっているとも言われている。
ひとこと
米国歴代大統領とはことなる思考で、家業と国政の区分けが出来ておらず、公私混同も甚だしい状況が出ている。
問題の拡大になれば任期途中に退任することになる可能性が高くなるだろう。
高級百貨店での販売不振を考えれば取り扱いをやめるのは自由経済では当たり前のことだ。
ブランドのみならずトランプ氏の不動産事業を含めトランプ王国の基礎を揺るがしかねない不買運動の広がりで、企業の価値を大きく下げ買収の対象となっていく可能性もでてくることだろう。
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