揺さぶりで済まし、放置することは将来のリスクを大きくするだけだ。
韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が日本時間の12日午前7時55分ごろ、北西部の平安北道・亀城から弾道ミサイル1発を発射したことを明らかにした。
ミサイルは最高高度約550キロに達し、約500キロ飛行して日本海に落下した。
日本の防衛省関係者は、射程約1300キロの「ノドン」との見方を示した。
また、高い高度に打ち上げて迎撃を難しくする「ロフテッド軌道」がとられた可能性もあると指摘した。
韓国軍は「ムスダン」(射程2500~4000キロ)改良型の可能性が高いと発表した。
米国のドナルド・トランプ大統領の招きでフロリダ州を訪れていた
安倍晋三首相
は大統領と記者発表に臨み、「断じて容認できない。北朝鮮は国連決議を完全に順守すべきだ」と非難した。
また、大統領との間で「日米同盟を緊密化、強化していくことで完全に一致した」と語った。
これに対し、トランプ大統領は「同盟国である日本を100%支持する」と強調した。
トランプ政権の発足後、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは初めてのこと。
意図的に日米首脳会談に合わせ、弾道ミサイルの能力を誇示し、日米をけん制する狙いがあるようだ。
また、16日に故金正日総書記の誕生日を控え、国威発揚を図る意図もあったとみられる。
米国の戦略軍も北朝鮮による「中距離ないし準中距離」の弾道ミサイル発射を確認したと発表した。
声明では「米戦略軍と北方軍・北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)、太平洋軍は引き続き北朝鮮による挑発を警戒し、安全確保に向け日韓両国と緊密に連携していく」と表明した。
菅義偉官房長官は12日午前、臨時に記者会見し、「日米首脳会談直後だったことを考えても、わが国や地域への明らかな挑発行為だ」と強調した。
また、北朝鮮に厳重に抗議したことを明らかにした。
船舶や航空機への被害は確認されていない。
安倍首相は関係省庁に対し
情報収集・分析
に全力を挙げ、不測の事態に備えて万全の態勢を取るよう指示した。
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