米軍の空爆でモスル市民が20万人市外に脱出に成功
ニューヨーク・タイムズ(電子版 米紙)は24日、イラクでのイスラム教スンニ派過激派軍事組織「イスラム国」(IS)の最大拠点モスルに対する米軍の空爆で、多数の非戦闘員が死亡した可能性があり、米軍主導の有志連合が調査に着手したと報じた。
モスルはイラク第二の商業都市で人口は175万人。
ISの壊滅作戦では50万人が市内に人間の盾として足止めされているともいう。
地元住民の話では、有志連合の空爆の死者は最大200人に上る恐れがあるという。
ただ、この奪還作戦のなかで市内にISの盾として足止めされていた市民が20万人以上が市外に脱出することが出来ている点にも注目する必要がある。
市民の脱出には平和的な話し合いによる解決は望ましが、話し合いを時間稼ぎの道具として抵抗線をISが再構築する可能性があり、武器弾薬や兵員の組み替えが行われさらに犠牲が増加する可能性の方が高いだろう。
聞く耳を持たない勢力との話し合いは犠牲の増加が起こることが多く、甘い平和主義は状況判断で変化するのが当然で変わらないことで、兵員調達などで恐怖感を与える公開処刑を繰り返すISの手口など犠牲を増加させるリスクを常に考える必要がある。
そもそも犠牲を出さずに解決で切る作戦はない。
人道主義で軍事的な解決をしないことから、逆に飢餓を拡大させる愚かな手法を信奉する背景となることも多い。
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