バランスシートの計画書公表に反応して金融環境が引き締まる可能性
米国ミネアポリス地区連銀の
カシュカリ総裁
は17日、反対票を投じた見解の正当性を主張した13ページにわたる文書では、様々な認識において他の当局者との違いが際立った。
金融当局は追加利上げに動く前に
バランスシート正常化
を開始する方法と時期を説明した計画書を公表することが望ましいと指摘した。
その上で、計画書公表に反応して金融環境が引き締まる可能性があるとの認識を示した。
米連邦準備制度理事会(FRB)の
イエレン議長
はバランスシートの計画については活発に議論しているが、まだ何も決まっていないと述べていた。
経済データにほとんど変化が見られないことや労働市場が低失業にもかかわらず、なお
スラック
が残っているとの認識を示した。
こうした理由を掲げ、今週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げ決定に反対票を投じたと説明した。
今回の決定に反対したのはカシュカリ総裁のみだった。
初めて今年投票権を持ったカシュカリ総裁は、最初の重要な政策決定に反対したことになる。
当局が対称的なインフレ目標に言及してみせながら、2%のインフレ目標を上限としてとらえていると指摘した。
また緩やかで先制的な利上げは実際のインフレに対応して急速に金利を引き上げるより賢明だとの考え方にも、疑問を示した。
労働市場にはスラック(たるみ)がなお残っているとの認識を示した。
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