英国にとっては「今は独立の賛否を問う選挙を実施する時期でない」と主張
英国のメイ首相は16日、スコットランド独立をめぐる住民投票に関し
欧州連合(EU)離脱交渉
に全精力を注ぐべきで、英国にとっては「今は実施する時期でない」と主張し、2018年秋から19年春までの投票実現を求めるスコットランド自治政府の
スタージョン首相の要請
を事実上拒否した。
ただ、将来的に実施する可能性は排除しなかった。
ひとこと
英国が難しい交渉をEUと行う中でのスコットランド独立投票が実施された場合、英国に取っては最悪の結末を予想させる出来事になるだろう。
そのため、時期を後にずらし、独立阻止の体制で臨みたいのだろう。
万一、スコットランドが独立するにしても、手切れ金の額を取り、権益も維持したいという意思があるが、両面交渉になれば英国に取っては絶対的な不利になるというのは明らかだ。
EUにとっては内政干渉にもなりかねないことであり、表面的には見守る姿勢だろう。
当然、北アイルランドやウェールズなどもどうなるか...
欧州への自動車輸出を目論む日系の自動車メーカーも英国内で東欧の移民を雇用して安価に作り上げる目論見は崩壊することになりそうだ。
英国の政治に介入すると見られかねない企業の行動は、EUからの独立後に厳しい対応を強いられることになる。
政治と経済は別などといった主張を繰り返してきた日本の財界の傲りが問題の根幹にあるともいえる。
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