積極的な引き締め軌道を望むタカ派の期待は裏切られ米ドルが全面安
NY時間15日の外国為替市場では米ドルが全面安の展開となった。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を引き上げた一方で、金融引き締めでは緩やかなアプローチを維持するとの見方を示した。
FOMC予測の中央値では2017、18年の利上げ回数に変化がなく
より積極的な引き締め軌道
を望んでいたタカ派の期待は裏切られた。
FOMCフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25ポイント引き上げ、0.75-1%のレンジに設定した。年内あと2回の利上げ予想を維持した。
その上で、インフレ率が目標に近づいているため 警戒を強めていることを示唆した。
主要10通貨に対する米ドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は1.2%下落した。
1月以来の大幅な下げだった。
米ドルは対円で売られ、一時は113円18銭まで下げた。
100日間移動平均の113円05銭に接近している。
なお、ユーロは対ドルで一段と上昇し、1ユーロ=1.0719ドルとなった。
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