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2017年4月11日 (火)

米軍が原子力空母を朝鮮半島の近海に派遣

 

 金正恩朝鮮労働党委員長が最高指導者に就任して5年になる11日以降、今月末にかけて相次ぐ節目に合わせた北朝鮮によるさらなる軍事挑発が懸念されている。

 北朝鮮外務省は11日未明、国営メディアで、米軍が原子力空母を朝鮮半島の近海に派遣したことは北朝鮮に対する米国の侵略策動が実践段階に入ったことを示していると強く非難した。

 そして、北朝鮮に手出しする者には超強硬に立ち向かい、強力な力で自分を守ると威嚇する発言を行った。

 また、米国はみずからの横暴な行為が招く破局的な結果の全責任を負うことになると虚勢を張って見せた。

 米軍は8日、太平洋軍のハリス司令官が指揮する原子力空母
   カール・ビンソン
を中心とする空母第一打撃群に対し、当初、予定していたオーストラリアへの寄港をとりやめ、朝鮮半島に近い西太平洋に展開するよう指示したと公表した。

 これについて北朝鮮は、シリアを攻撃した直後の米国に対して、北朝鮮政府が国連制裁を無視して強硬に推し進めている核・ミサイル開発を放棄する意図もなく、一層推し進める姿勢を強調した。

 
 

ひとこと

 シリアの地政学的な価値を考えれば、アフリカと中東の資源獲得という目的や軍事的な戦略的な必要性から意味を持つ攻撃であり、ロシアや中国も同様に権益を漢が得れば米国の攻撃を非難するのは当然のことだ。

 北朝鮮の地政学的な価値と崩壊に伴う難民の流出などのリスクを考えれば放置して自滅するのを待つのが得策であった。

 ただ、核を含めたABC兵器の開発・保有が拡大し、長距離ミサイルの技術を取得すれば暴走する動きが加速して制御して抑え込むには大きなリスクが生じかねない状況となっている。

 中国政府の政治的な圧力で金正男の暗殺を抑制してきたが、北朝鮮の保衛部等の機関が直接的に仕組んだ暗殺が実行されてしまった。
 こうした行動を見れば中国が意図する政権から変貌しつつあり、北京が北朝鮮の攻撃の対象となりかねない状況も生まれるだろう。 

 そうした見極めも必要であり、有事即応体制を作るには起点となる軍事的な配備を整えておく必要がありその流れのひとつで、米軍が原子力空母を朝鮮半島の近海に派遣したのは適切だ。

 
   

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