中国ので1000万元(約1億6200万円)以上の投資可能資産を持つ資産家が10年でほぼ9倍に増加
米国のコンサルティング会社
ベイン・アンド・カンパニー
と中国招商銀行がこのほど発表した
2017年版「中国プライベート・ウェルス・リポート」
によると、中国で1000万元(約1億6200万円)以上の投資可能資産を持つ人は、2006年の18万人から16年の160万人へと、ほぼ9倍に増加したという。
このリポートによると、中国の個人資産市場全体の価値は、16年には
165兆元(約2687兆円)
まで増加。
14年から16年の間に年率21%で増加した。
ただ、17年には個人資産市場の成長率は14%に低下し、総額は188兆元(約3031兆円)になると予想されている。
160万人のうちの12万人は投資可能資産
1億元(約16億2000万円)相当
を有しているが、06年には1万人に満たなかった。
海外投資を行った人の割合は56%で、11年の19%を大きく上回っている。
人気投資先の上位は香港、米国、オーストラリア、カナダ。
香港の人気は15年から18%低下し、米国は同3%減少している。
海外投資の主な理由としては、投資リスクの分散、海外投資の市場機会の獲得、移住と回答した人が多かったとのこと。
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