非公開の夕食会のスピーチが姑息なメディアが暴露
オーストラリアのターンブル首相は14日夜官邸担当記者らとの非公開の夕食会のスピーチで米国の大統領
ドナルド・トランプ
の物まねをして冗談を飛ばした。
また、米国の大統領選挙におけるハッキングなどロシア関与を巡る米当局の調査もネタにしたため、米豪関係に支障が出るとの不安がささやかれているという。
ターンブル首相はトランプ大統領が選挙戦中にオンライン世論調査について語っている様子を演技した。
「勝利はたやすい。私にはこのロシア人が味方についている。信じてくれ、本当、本当だ」などとおどけてみせたとのこと。
ただ、記者らはスピーチについて報道しないようにくぎを刺されていたものの、テレビ局の一つが15日に音声部分を放送してしまった。
ターンブル首相の発言とともに聞き手たちの笑い声が録音されていたという。
米国では特別検察官が司法省により指名されトランプ大統領の選挙戦中にロシアとの癒着があったとの疑惑が捜査されている。
同大統領はオバマ前大統領がオーストラリアの
オフショア収容所
から難民を引き取る約束をしたことを批判していた。
そのため、米豪首脳の関係は波乱の滑り出しだったものの、5月の会談で一応ひょ免状は修復された。
ターンブル首相は15日のラジオインタビューで問題視され始めている「物まね」について、「親しみを込めた気軽なもの」で「冗談の矛先は私自身だった」と述べ、トランプ氏を笑いものにしたわけではないと説明した。
視聴率を取り立いメディアの姑息な報道について、非公開の首相の発言が漏えいしたことにがっかりしたと付け加えた。
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