ドラギECB総裁は6月27日の演説でリフレ圧力に言及
ブルームバーグ・ニュースが今週公表したエコノミスト調査では
量的緩和(QE)
に関するガイダンスに変更があるかどうかで見方が分かれていた。
欧州中央銀行(ECB)は政策正常化の次の一歩についての決定を秋以降に持ち越した。
政策決定後の声明によると、政策金利は長期にわたり現行水準にとどまり
資産購入プログラム
は規模と期間のいずれかまたは両方について拡張が可能と表明した。
ECBは6月の政策委員会で、金利に関する緩和バイアスを削除した。
景気に対するリスクバランスについてはほぼ均衡との認識に転じた。
今回はガイダンスに変更がなかった。
なお、ドラギ総裁は6月27日の演説でリフレ圧力に言及していた。
景気回復に害をもたらさない政策微調整も実行可能との考えを示唆し
ユーロと債券利回り
を上昇させていた。
ECBは同日、リファイナンスオペの最低応札金利は0%、中銀預金金利マイナス0.4%、限界貸出金利プラス0.25%でそれぞれ据え置いた。
月額600億ユーロの債券購入を少なくとも年末まで続ける方針を再確認した。
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