クシュナー氏は聴取内容は非公開
米国大統領
ドナルド・トランプ氏
の娘婿であるクシュナー上級顧問は、2016年の大統領選に絡みロシア当局者と不適切な接触は持たなかったと説明した。
クシュナー氏は24日、大統領選へのロシア関与について調査する米国議会
上院情報特別委員会
から2時間半に及ぶ聴取を受けた。
クシュナー氏は聴取後にホワイトハウスで開いた会見で、「はっきりと言わせていただきたい。私はロシアと共謀しなかったし、トランプ陣営の他の誰かが共謀したとも関知していない」と言明した。
なお、クシュナー氏は、情報特別委での聴取に先立ち発表した文書で、大統領選挙と政権移行の両期間を通じてロシア人と4回接触したことを認めた。
ただ、いずれも記憶する価値のある面談ではなかったと主張し
選挙を有利に戦う
ためロシア政府と共謀した事実はないと言明した。
4回のうち最も重大な面会は、昨年12月13日に駐米ロシア大使の
キスリャク氏
からの要請で合意したロシア人銀行家
セルゲイ・ゴルコフ氏
との会談という。
ゴルコフ氏はロシア国営の開発対外経済銀行(VEB)会長で、プーチン大統領とも近い人物。
なお、クシュナー氏はこの会談に内容はなく、それ以来ゴルコフ氏と「関係する理由は何もなかった」と説明した。
文書によれば、「民間セクターでの私自身の事業活動の資金調達において、ロシアの資金に頼ったことはない」とも説明した。
上院特別情報委による今回のクシュナー氏への聴取は
自発的かつ非公開
となっており、発言の内容は明らかになっていない。
また、宣誓下で行われたものではないため偽証罪にも問われない。
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