政治と一体なのは常識だ。
ニュージーランドのオークランド(Auckland)で今年4月に開催されたアイスホッケーの国際大会で、使い古した木製のスティックを持参した北朝鮮チームが主催者側からハイテクの
カーボンファイバー製スティック
が提供された。
この供与が国連(UN)の経済制裁に抵触する恐れがあることから、帰国前に返却を余儀なくされていたことが分かった。
北朝鮮の核・弾道ミサイル開発を止めるための国連の経済制裁の一環として、同国への
ぜいたく品の輸出
が禁止されてきた。
北朝鮮は、国連の警告を無視し、7月28日に2度目の
大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験
を実施した。
また。共産主義国家では当然のことだが、政治利用が目的のスポーツに関しても強気な姿勢を崩していない。
オークランドで開催された大会に同行していた北朝鮮体育省の職員
ジョン・カンリム(Jong Kwang-Rim)氏
は、スティックを返却しなければならないという判断について、スティック返却は
「敵対する米国」
が原因だと非難したうえ、北朝鮮はこんなことでひるむような国ではないと主張した。
北朝鮮はこれまでにも同国に対する国連の対応を米政府に責任を転嫁する発言を繰り返してきた。
昨年3月、国連安全保障理事会(UN Security Council)で北朝鮮に対する制裁決議案が新たに採択された。
娯楽用のスポーツ用品」を含め、輸出禁止のぜいたく品の範囲は拡大された。
アイスホッケーのスティックをめぐる判断はこうした措置によるもの。
ニュージーランド・アイスホッケー連盟(NZ Ice Hockey Federation)の代表で、大会の責任者を務めた
ジョナサン・オルブライト(Jonathan Albright)氏
はメディアの取材に対して、「北朝鮮チームはスティックをニュージーランドから持ち出すことを禁じられた」と述べた。
また、北朝鮮チームは帰国する前に当局から
チョコレートやリンゴ
も没収されたことについても把握していると話した。
さらに、バッジやペナントも同様の扱いを受けるため、北朝鮮チームはそうしたものを他の大会参加チームと交換しないようくぎを刺されていたこをを明らかにした。
ひとこと
共産主義国家は全てが政治と表裏一体の関係があることを忘れてはいけない。
愚かな経営者が経済と政治は別などと主張し、中国との関係を維持する様なもの何も知らないのか意図的に中国を支援する思惑があるのかは不明だが、日本の国防を何も考えておらず、中国軍を支援するツールとしての役割を演じているといえる。
与野党の政治家の発言でも同じであり、表面と異なる思考が日本の国益になっているのかどうかを常に監視する必要があるだろう。
事業仕分けや行政改革なども、視点を変えれば海外勢力の意のままに動いているようで、日本の防衛力に穴を作る画策をしているようなものだ。
こうした動きは政治か本人が意図していない場合もあるが、そうした思考を持っていないこと自体が政治家として欠陥がある。
知らないといえば済むものではなく、知らなければ政治家をとしての資質が欠落した不良品であり、政治家を辞めてしまう決断をさせる必要がある。
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