ボルカー・ルール修正という搦め手からの取り組み
米国大統領の
ドナルド・トランプ氏
の政権では、選挙公約した
優先課題
の多くが、扇動的なものであり事前の交渉も少なく調整が行われないため、議会で阻まれることも多く前進することもなく頓挫する法案等が多く見られる。
そのため、政権は監督機関による
ボルカー・ルール修正
という手法で議会を通さずに規制緩和を進めようとしている。
この事情ン詳しい当局者らが匿名を条件にメディアの取材で語ったところによると「修正」を呼び掛けたムニューシン財務長官による6月の報告書を指針として行われるという。
監督機関では2013年のボルカー・ルールの条文を変更することはできる。
ただ、同規則が撤廃されない限り大手金融機関がかねてから働き掛けているような
規制緩和
の余地は小さいのが現実だ。
当局では米財務長官の権限下にある
金融安定監督評議会(FSOC)
の会合でボルカー・ルールの手直しを開始するという。
同評議会を構成する機関の一つ
通貨監督庁(OCC)
はボルカー・ルールに関する意見公募を開始すると、ノレイカOCC長官代行がメディアの取材で述べた。
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