本音を漏らし始めた。
米国のホワイトハウスのサンダース報道官は18日、トランプ大統領の首席戦略官兼大統領上級顧問
スティーブ・バノン氏(63)
が任務を退くと発表した。
バノン氏はイスラム圏数カ国からの入国制限など、議論を巻き起こしたトランプ氏の政策の立案にかかわったとされ、ホワイトハウス内では穏健派と対立を深めていた。
米国バージニア州で先週末起きた
白人至上主義者
らの暴力行為に対しバノン氏は批判を招いたトランプ大統領の対応を称賛していた。
この対応について共和党内部からも強く非難があり、米国民の反発とともに、このままでは政権維持が出来なくなっていた。
大統領に最も近い側近でバノン氏が辞任に追い込まれ、トカゲのしっぽ切りともいえる措置となった。
なお、トランプ政権では過去4週間にわたり、要職者の辞任や解任が相次いていた。
大統領首席補佐官を務めていた
ラインス・プリーバス氏
や報道官だった
ショーン・スパイサー氏
はいずれも辞任している。
また、広報部長を務めたアンソニー・スカラムッチ氏は起用後わずか11日で解任された。
ホワイトハウスのサンダース報道官によると、ケリー大統領首席補佐官とバノン氏は18日を勤務最終日とすることでお互いに合意していた。
米大統領選挙戦で選挙対策責任者を務め、トランプ氏を勝利へと導いたバノン氏は、政権内におけるネオナチグループやKKKなど少数の極右的な大衆主義の象徴的な存在だった。
米国民主党の
ペロシ下院院内総務
はバノン氏の退任について「喜ばしいニュースだが、トランプ大統領自身の白人至上主義や偏見に満ちた考えを支持する姿勢が変わるわけではない」と述べた。
大統領が米国民の大切な価値観を汚すような政策を掲げている限り、人を入れ替えても意味がないと続けた。
ひとこと
トランプ政権はもともとつぎはぎだらけの政権であり、トランプ氏の本音を隠した状態で支持者の拡大を狙った扇動的な発言が多かっただけだ。
トランプ氏の本音は白人至上主義であり、ネオナチ的な思考があるようだ。
ストレスかは不明だが、抑えつけて隠せずに本音を言ってしまったのが現実だろう。
政治家としては不向きであり、個人の不動産業界で生きるのが限界で私かない人物が政治を主導しているのが一番の問題だろう。
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