ユーロ圏経済への追加的リスクの一つとしてユーロ高を挙げた。
欧州中央銀行(ECB)の
ドラギ総裁
は政策決定後の記者会見で欧州域内の
物価圧力
は全体として依然弱く、景気見通しとインフレ軌道は
金融政策による支援
に依存していると指摘し、「十分な支援が引き続き必要だ」と述べ、これまでの「大規模な」からやや表現を弱めた。
また、インフレが弱い状態が続く限りは
慎重な歩み
で取り組んでいく必要があると強調した。
来年1月から、債券購入の月額を300億ユーロ(約4兆円)と現行の半分に減らした
量的緩和(QE)策の解除
に一歩を踏み出すことを明らかにした。
なお、総裁はユーロ圏経済への追加的リスクの一つとしてユーロ高を挙げた。
また、各国政府が構造改革の取り組みを「大きく」強化する必要があるとも繰り返した。
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