核開発やトランプ氏が影響し「終末時計」過去最短の残り2分に
国際関係・科学・環境・安全保障の各分野の識者グループが発行する米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は25日、核戦争の懸念の高まりやドナルド・トランプ米大統領の「予測不可能性」を背景に人類による地球破壊までの残り時間を比喩的に示す
「終末時計(Doomsday Clock)」
が30秒進み、1953年と並び過去最短の残り2分になったと発表した。
同誌のレイチェル・ブロンソン社長兼最高経営責任者(CEO)は2017年の概要として、北朝鮮による一連の核・ミサイル実験や、中国、パキスタン、インドの3か国の核戦力強化姿勢、トランプ米大統領によるツイッター(Twitter)投稿や声明が示した「予測不可能性」を挙げた。
同誌は声明で、「2017年、世界の指導者が迫り来る核戦争や気候変動の脅威に対し効果的措置をとらなかったことで、世界の安全保障状況は1年前よりも危険性が増した。これほど危険が高まったのは第2次世界大戦(World War II)以来のこと」だと説明した。
最後に終末時計が午前0時まであと2分に迫ったのは1953年、米国とソビエト連邦が
水素爆弾開発
を行っていた時のこと。
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