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2018年2月21日 (水)

景気回復シナリオ を投資家が好ましくみている事情で米ドルが売られる。

 
 

 ゴールドマンでグローバル為替および新興市場戦略の共同責任者を務める
   ザック・パンドル氏
は顧客向けリポートで、過去1年の米ドル下落は
   米国の政策
   ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)
とはあまり関係なく、むしろ欧州や日本など米国以外の地域での
   景気回復シナリオ
を投資家が好ましくみている事情があると指摘した。

 世界的な成長加速が米国「以外の経済と通貨に有利に働く、それが当社の
   「さえない米ドル見通し」の主要理由だ
と説明した。

 世界経済が改善する中で米ドルが他の通貨に対してアンダーパフォームすると指摘した理由は以下の通り:

    ・世界経済の強まりで貿易量が拡大し、韓国やマレーシアなど製品輸出国の通貨を押し上げ
    ・商品価格の上昇は、チリを含む天然資源の輸出国にプラス
    ・米国の金融政策に近づく状況

 また、ゴールドマンは今年、オーストラリアやスウェーデンが利上げすると予想した。
 欧州中央銀行(ECB)の政策も正常化に向かうとみているという。

  

 米連邦公開市場委員会(FOMC)が追加利上げし
   米国債利回り
が上昇しても、米ドルが一段と下げる可能性については、一部の投資家が依然として米ドル資産を
   「構造的にロング(買い持ち)」
としている状況も挙げた。

 そのため、米ドルは今年これまでのように急落する公算は小さいものの、向こう12カ月にわたって下落傾向だと引き続きみていると指摘した。

 
   

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