トルコ軍の支援を受けた反政府勢力の部隊が、クルド人勢力の拠点、北西部の都市アフリンに侵攻・制圧
シリア北部でトルコ軍が続けてきた
クルド人勢力
に対する掃討作戦で、トルコ軍の支援を受けた反政府勢力の部隊が、クルド人勢力の拠点、北西部の都市アフリンに侵攻、トルコのエルドアン大統領は、アフリンの中心部を支配下に置いたことを発表しました。
トルコ軍では、シリア北部で支配地域を広げたクルド人勢力について、トルコで武装闘争を続けるテロ組織とつながりがあると主張して越境した軍事作戦を実施し、シリアの反政府勢力とも協力しながら支配地域を拡大し掃討する軍事行動を続けてきた。
このトルコ主導の作戦の主な目的は、クルド人勢力の拠点の都市アフリンの制圧。
トルコ軍の支援を受ける反政府勢力の部隊は18日早朝、アフリンの中心部に入った。
反政府勢力からの情報ではクルド人勢力は撤退したため軍地的な抵抗はなかったという。
これを受け、トルコの
エルドアン大統領
は、18日、演説で、「アフリンの中心部を支配下に置いた」ことを明らかにした。
トルコの通信社によるとトルコ軍は、現在、地雷の撤去作業などを行っていると伝えた。
今回の越境作戦についてトルコ軍は、住民に被害が及ぶ攻撃はしていないと主張。
ただ、人権団体は、ことし1月の開始以来、子ども43人を含む289人が死亡したとしている。
この地域のクルド人勢力をめぐっては、米国が過激派組織IS=イスラミックステート対策でクルド勢力と協力関係を築いたのに対し、トルコが猛反発して、両国の関係悪化の要因となっていた。
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