米国が先週末に制裁対象UCルサールへの影響
ロシアの富豪
オレグ・デリパスカ氏
が率いるアルミニウム生産会社
UCルサール
は、米国が先週末に制裁対象として以来、株価が50%以上下落した。
この事情に詳しい複数の関係者によると、ルサールが発行済みの
合計16億ドル(約1720億円)
のドル建て債券について保有者は5月7日までに手放す必要がある。
ただ、主要国際証券決済機関が取り扱いの受け付けを拒否しており、取引が不可能な状態となっている。
このため債券保有者は米財務省によって
投資資金
が凍結され、回収不能として計上せざるを得なくなるリスクが生じている。
ユーロクリアとクリアストリームの2大証券決済機関は、ルサールの債券が米財務省外国資産管理室(OFAC)の明確な承認を得ていない子会社によって発行されたもの。
これを理由に取引を拒んでいる。
香港証券取引所に12日付で提出された文書によれば、格付け会社
ムーディーズ・インベスターズ・サービス
フィッチ・レーティングス
は、ルサール・キャピタル発行の証券およびルサールに対するすべての格付けを取り下げた。
ムーディーズは自社の事業上の理由、フィッチは制裁による制限が理由とみられる。
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