核攻撃の命令コード(暗号)などを収めたカバン
米朝首脳会談に臨むため、シンガポールに10日到着した米大統領
ドナルド・トランプ氏
の傍らに、黒革で覆われたジュラルミン製カバン
「核のボタン」
と呼ばれ、「フットボール」の愛称で知られる核攻撃の命令コード(暗号)などを収めたカバンを持つ軍服姿の担当士官の姿が確認できていない。
米国軍の最高指揮官である大統領の傍らに必ず見られた士官は
国家安全保障
のため大統領の行く先に必ず随行してきた。
トランプ大統領が「北朝鮮の非核化」という会談の最重要課題に配慮し、目立つ軍服を避けた可能性がある。
米国が攻撃を受けた場合などに司令部を離れていても即座に大統領が対応できるように、核攻撃の選択肢やコード表のほか緊急通信機器などが入っているとされる。
士官は制服姿でカバンを持ち、大統領に同行することがこれまでは多かった。
トランプ氏は今年1月、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が発表した新年の辞で「核のボタンが私の机の上に常にある」と米国を威嚇した。
これに対し、トランプ大統領は自身のツイッターで「私はより大きく強力なボタンを持っている」と書き込んだ。
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