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2018年6月12日 (火)

「複数の核弾頭」を搭載して米国本土が攻撃可能

 

 中国共産党機関紙人民日報の国際版「環球時報」は7日、中国が
   弾道ミサイル「東風-41(DF-41)」
の10回目の発射実験を行ったと見られると報じた。

 軍事専門家から完成は間近との指摘がある。

 DF-41は固体燃料式で「複数の核弾頭」を搭載して米国本土が攻撃可能とされている。

 
 DF-41は山西省太原で西に向け発射され「数千キロメートル以上」を飛行してゴビ砂漠に設けられた目標に落下した。
 
 

 同日は中国北西部に「臨時の飛行禁止空域」が設けられたが、昨年(2017年)にDF-41の発射実験が行われた際と同じ状況。

 

 中国の軍事専門家
   宋忠平氏
は、DF-41の発射実験の情報について「信用できる」とメディアの取材で説明した。

 同ミサイルの発射実験としては10回目のものであり、配備に向け最終段階になったとの見方を示した。

 中国軍が5月の実験結果を評価して問題がないと判断すれば正式に採用され、量産化と関連部隊への配備が加速する可能性がある。

 

 中国本土で発射して米本土を攻撃できる能力があるとされるDF-41は固体燃料式で射程距離が1万2000-1万5000キロメートル。

 また、ミサイル1基に10個の弾頭を搭載でき、相手国の
   迎撃に対抗する「貫通能力」
も増強されていると推定されている。
 DF-41の実用化により、中国の
   米国に対する核先制能力
が大幅に強化される可能性がある。

 固体燃料式ミサイルは燃料(推進剤)を搭載した状態で保管する。

 発射の直前に燃料注入が必要な液体燃料式ミサイルと異なり、短時間での発射が可能となる。
 諜報活動により「発射の決断」を察知されたとしても相手に反撃される可能性は大幅に低減することになる。

 

 また、DF-41は鉄道や道路による移動しての発射が可能。
 発射直前に攻撃されるリスクはさらに少なくなると見られている。

 
     

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