ロシア海軍が「ブラヴァー」弾道ミサイルを導入
ロシアのタス通信社は6月29日、ロシア海軍が潜水艦発射大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を正式導入したと伝えた。
2018年5月、ロシア海軍は原子力潜水艦の実戦発射訓練を実施し
ボレイ型原子力潜水艦
が2分で4発の「ブラヴァー」弾道ミサイルを連射し、6500キロ離れた場所の目標物に命中させた。
このブラヴァーは、ボレイ級原子力潜水艦搭載用として開発された。
当初、ボレイ級には、新開発の固体燃料ロケット弾道ミサイル
R-39UTTkhバルク(SS-NX-28)
が搭載される予定であった。
その後、ソ連崩壊し開発予算削減により開発は進まず、1994年、1997年、1998年に行なわれた発射テストは全て失敗している。
ソ連時代に陸上用弾道ミサイルを設計していた
モスクワ熱技術研究所
は、潜水艦発射弾道ミサイルの分野への進出を図り、国防省や海軍関係者との関係を強化し、既に実用化されている陸上用弾道ミサイルをベースにした潜水艦発射弾道ミサイルを開発して行く計画を提案した結果、国防省と海軍は、1998年にバルクの開発中止を決定した。
ボレイ型原子力潜水艦
が2分で4発の「ブラヴァー」弾道ミサイルを連射し、6500キロ離れた場所の目標物に命中させた。
このブラヴァーは、ボレイ級原子力潜水艦搭載用として開発された。
当初、ボレイ級には、新開発の固体燃料ロケット弾道ミサイル
R-39UTTkhバルク(SS-NX-28)
が搭載される予定であった。
その後、ソ連崩壊し開発予算削減により開発は進まず、1994年、1997年、1998年に行なわれた発射テストは全て失敗している。
ソ連時代に陸上用弾道ミサイルを設計していた
モスクワ熱技術研究所
は、潜水艦発射弾道ミサイルの分野への進出を図り、国防省や海軍関係者との関係を強化し、既に実用化されている陸上用弾道ミサイルをベースにした潜水艦発射弾道ミサイルを開発して行く計画を提案した結果、国防省と海軍は、1998年にバルクの開発中止を決定した。
モスクワ熱技術研究所が設計した陸上用大陸間弾道ミサイルRT-2PM2 トーポリMを潜水艦発射用に改修したブラヴァーが作られた。
この開発に当たり、タイフーン級原子力潜水艦のTK-208「ドミトリー・ドンスコイ」が、ブラヴァーの海上発射テスト用プラットフォームに改造された。
ロシア側の報道によると、ブラヴァーは、原型となったトーポリMに比べて小型化されており
最大で10個の核弾頭
が搭載可能であり、約8,000キロメートルを飛翔する能力を有するという。
ミサイルの生産は、トーポリMと同じく、ヴォトキンスクにある連邦国営単一企業
「ヴォトキンスキー・ザヴォード」
で行われる。
2013年1月10日のボレイ級原子力潜水艦の1番艦・ユーリイ・ドルゴルーキイの就役とともに実戦配備されている。
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