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2018年7月 9日 (月)

経済的な関係を見れば中国に生殺与奪の権を握られている北朝鮮

 日本人拉致をはじめ、日本が北朝鮮との関係で解くべき問題は多い。
 それらに取り組むには、世代交代により意識が薄れないよう早ければ早いほど良いのかもしれない。
 
 
  北朝鮮の平壌で4~5日、韓国との
   南北統一バスケットボール大会
が開催された。
 
 大会に合わせ、韓国の取材団が現地を訪れるなど2月に韓国で開催された平昌冬季オリンピックから、南北の交流を積み重ねている。 
 
 顔なじみになっているのか、北朝鮮側の関係者は「日本の問題」について、韓国の記者らを質問攻めにしたという。

 
 共同通信が6日に報じたところだは、北朝鮮側の関係者は韓国の記者に「韓国人は日本製品をよく使うのか」「日本によく旅行に行くのか」などと質問を浴びせ、日本への強い関心を示したという。

 
 北朝鮮メディアは最近、対話の進む米韓に対する非難を控えていた。
 一方で、日本に対してだけは攻撃を継続させる心理戦を仕掛けている。

 
 こうした心理戦は練られた計画に伴うもので、国家の戦略によるものだが、北朝鮮人のホンネは違うところにあるという見方が垣間見られたようだ。

 日本と北朝鮮の関係はよく「近くて遠い国」と言われるが、日韓併合時代に開発した地下資源があった北朝鮮はかつて日本は北朝鮮にとって、主要な貿易相手のひとつでもあった。
 
 また、北朝鮮に、家族や親せきがいる在日朝鮮人も多く、彼らが北朝鮮の身内に送ってきた日本製品は、北朝鮮の庶民にとって羨望の的であった。
 
 40代以上の北朝鮮国民にとって、高級品とはイコール日本製品という意識は潜在的の残っているという。
 

 金正恩党委員長の父
   故金正日総書記
も日本人の料理人をそばに置き、最愛の女性(金正恩の母親)は大阪出身だった。

 
 日本人拉致や核開発を巡る経済制裁で貿易ルートは途絶えているため、近年、北朝鮮は日本に対する政治的な関心をほとんど失っているように表面上は見える。
 
 
 日頃から、北朝鮮国内外の情報統制を強化しているなか、北朝鮮のメディア戦略は金正恩氏が指揮していると見られる。
 その剣呑な対日論調もまた、金正恩氏の意図によるところが大きいとされる。

 
  
 北朝鮮国内には、日本に対する「関心」がなお存在しており、日朝の交流が再始動すれば、これは間違いなくプラスに作用する可能性は残っている。
 
 世代交代が進む中、日朝関係が断絶した状況が継続すれば北朝鮮と米国との交流が進むなら、日本への関心は相対的に薄れていくことになる。
 
 経済的な関係を見れば中国に生殺与奪の権を握られており、高麗時代から中国王朝に朝貢し続けてきた状況を切り離すべく米国に接近することで離脱することを目論んでいるのかもしれない。
 
 そもそも、李氏朝鮮が清朝から離脱できたのも、日本が日清戦争に勝利した影響が大きい。
 
 また、南下し領土を拡大し続けていたロシア帝国が満州なでシベリア鉄道を敷設して、不凍港を確保すべく朝鮮半島を確保すべく戦略を練っていた状況で日露戦争が起こったことを考える必要があるだろう。
 
 単純思考で点のみで状況を判断すれば全体が見えなくなる。
 
 核兵器の保有も米国のみではなく、中国への北朝鮮の抵抗という視点があることを中国政府が認識すれば、北朝鮮が中国ではなく米国を選ばないよう圧力を加える可能性もある。
 
 どっぷりつかった状況からの離脱は強弱入り混じった情報が流れるため、方向性は不明となり後になって振り返らないとわからないかもしれない。
 
 
     

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