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2018年7月10日 (火)

先行き不明の交渉で成果はゼロ

 
 米国のポンペオ国務長官による今回の訪朝に同行したブルームバーグ通信の
   ニコラス・ウォードハム記者
は8日(現地時間)に公開した訪朝取材記で、ポンペオ長官は金曜(6日)午前10時54分に平壌に到着したとき
   金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長
との昼食以外にスケジュールを把握していなかったと明かした。
 
 さらに、会談に臨んで、北朝鮮のどこに泊まるのかも分からない状況だったという。
 
 ポンペオ長官は「平壌市内のどこかのホテル」と予想していたが、北朝鮮は「われわれを平壌郊外のゲストハウス(百花園迎賓館)」に案内したとのこと。
 
 これが30時間足らずの混乱に満ちた訪朝の始まりだったと記録している。

  
 また、ポンペオ長官は自分のスケジュールを数時間前になってようやく知ることができた。参謀たちが尽力したが
   金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長
との会談は結局実現しなかったと明かした。

 北朝鮮が自国を豊かな国のように見せようと腐心していたようで、初日に宿泊先で行われた夕食会にはフォアグラと七面鳥の料理、スイカ、アイスクリーム、アメリカのコーラなど豪華なコース料理が並んだという。
 
 2日目の朝までポンペオ長官のおなかは膨らんだままだった。
 2日目の朝、ポンペオ長官は整った朝食ではなく、トーストとチーズ数切れだけ食べたことを明かした。

 また、宿泊先では各部屋とも果物かごにバナナ、ブドウ、オレンジがいっぱい入っていた。
 
 一行が部屋を空けるとすぐに職員らが果物を補充してくれたという。
 
 ウォードハム記者は、インターネットの回線も非常に速く、薄型テレビでは一日中BBC放送が流れていたことを明かした。 
 
  
 ただ、ほとんどの住民が飢えに苦しみ、電力が不足しインターネットのアクセスや外国の放送が制限されている北朝鮮の現実とは、まるで対照的だったようだ。
 
 なお、記者団が宿泊施設で散策する際には北朝鮮の国民との接触がないか、北朝鮮の監視員が木の陰に隠れて見ていたという。
 
 
    

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