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2018年8月 6日 (月)

北朝鮮の代表的国連(UN)制裁回避手段

 
 国連制裁の履行を点検する専門家パネルは国連安全保障理事会(安保理)対北朝鮮制裁委員会に提出した報告書で石油製品を公海上で船から船で積み替える方法が北朝鮮の代表的国連(UN)制裁回避手段になっていると指摘した。
 
 なお、同報告書は最近、北朝鮮が中国とロシアなどを通じて違法に精油製品を輸入しているという報道が相次いでおり、米国がこれを強力に警告している中で公開された。

 専門家パネルは報告書で「北朝鮮は
   核・ミサイルプログラム
を中止していないと指摘したうえで、2018年、海上で
   石炭を積み替え
ただけではなく、船舶対船舶で行われる
   違法石油製品
の積み替えを大幅に増やしており、安保理決議を無視したと指摘した。
 
 
 同報告書は特に石油製品を海で北朝鮮のタンカーに積み替える方法が、国連制裁回避の主な手段だと記した。

 また、このような「船舶対船舶」の取引に40隻の船と130社がかかわっていると指摘し、このような方式の取引が
   「さらに規模が大きく」
なっており、方法も
   「巧妙化」
したとして、船舶の位置追跡システムの電源を落とし、船舶を偽装して小さな船を利用する場合もあるとし具体的方法も挙げた。
 
  
 船舶対船舶の違法積み替えは最近、米国が警告音を鳴らし続けてきた分野で、米国が先月12日、対北朝鮮制裁委員会に提出した報告書で、北朝鮮が1~5月に公海上などで船舶対船舶による違法な石油製品の積み替えを通じて、少なくとも89回にわたって精油製品を受け取ったことを明らかにした。
 
 また、今年末まで北朝鮮に対する精油製品の輸出を禁止することを要求している。
  
 
 これに先立ち、国連安保理は昨年12月、北朝鮮が米国東海岸を打撃できる
   大陸間弾道ミサイル(ICBM)火星15型
の発射実験を行ったことを受け
   安保理決議第2397号
を通じて、北朝鮮に対する精油製品の輸出を50万トンに制限した。

 マイク・ポンペオ米国務長官は4日、シンガポールで開かれた
   ASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議
で船舶対船舶の取引を通じた石油製品の
   北朝鮮への流入を完全に遮断
するなど、すべての制裁を厳しく守ることをASEAN加盟国に求めた。
 
 
    

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