日清戦争で沈没した巡洋艦「経遠」を発見
1894年にぼっ発した日清戦争で旧日本海軍の砲撃を受けて沈没した主な軍艦で未発見だった
巡洋艦「経遠」
が中国政府の調査で黄海の海底で見つかった。
日本の歴史上初めての本格的な海戦が中国の黄海で行われた。
日本側の砲撃によって満州族の王朝である清の北洋艦隊の主力艦が沈没し、日清戦争の帰すうを決定したともいわれる。
中国国営の中国中央テレビなどの報道では、中国政府の文化財当局が調査を進めたところ、大連の沖合およそ10キロの水深12メートルの黄海の海底に、軍艦の船体が泥に半分埋もれた状態で横たわっているのが見つかり、船体に書かれている文字などから北洋艦隊の主力艦のうち、沈没してまだ見つかっていなかった巡洋艦「経遠」と確認されたという。
この「経遠」は、清の北洋艦隊がドイツから購入したもので、当時としては最新鋭の軍艦であった。
今回の発見は中国の近代史や戦史の研究に役立つ貴重な資料となる。
日本と清が朝鮮半島の支配権を巡り衝突した日清戦争について、中国は日本から受けた侵略戦争と位置づけている。
「経遠」発見をめぐる中国側の報道でも「歴史の教訓をいかして中国はさらに強くならなければならない」などと強調した報道統制がおこなわれているものの、漢民族として意図的に少数民族を吸収して肥大化させている。
そもそも、清朝は満州族であり、漢民族でない異民族に支配され200年近くも侵略され漢民族の国家は滅んでいた。蒙古族のみならず、漢朝以降の諸王朝も大部分が異民族の遊牧民であり、現在の中国が主張する領土の多くが少数民族とされている満州族やウィグル族、チベット族の主権を侵害し、文化の破壊や漢民族に繰り入れる民族浄化政策が強化されている。
歴史的に中国の領土といった概念は何時の時代か不明であり最大限に広がった時代を主張するが、厚顔無垢というものだ。
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