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2018年11月 3日 (土)

北朝鮮の特殊部隊への対応が必要

 
 

 韓国のニュースサイト
   リバティ・コリア・ポスト(LKP)
によれば、北朝鮮の独裁者
   金正恩党委員長
は、最近、韓国の文政権の親北朝鮮政策を利用して、朝鮮半島の非核化や北朝鮮への経済協力を巡り米韓と対話を進めているものの、軍事面では
   特殊部隊
の強化に力を入れているとの情報があると伝えた。

 金正恩氏は今年、旅団級の特殊部隊で構成された
   「ポップン(爆風)軍団」
を10回以上も視察したうえ、自ら旅団長会議も主催したという。

 

 朝鮮労働党中央委員会は4月20日に平壌で行われた第7期第3回総会で
   核実験
   大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験
を停止するとの決定書を採択したと同時に、今後は
   経済建設
に注力するとの方針を示した。

 それ以降、金正恩氏は意図的にメディアへの露出を高め、発電所や観光リゾートの建設現場を精力的に視察した。
 ただ、それらの現場には大量の兵士(工兵)たちが投入されており、建設機材が不足し、安全対策も不十分な北朝鮮の建設現場において
   特に危険な作業
をまかせる軍の役割を押し付けている。
 ただ、工兵の食糧事情は劣悪で飢餓状態ともいわれており、不足した工兵の補充に正規軍の兵力を建設現場に動員すれば名目として戦力に空白は生じる。

 それを、特殊部隊の強化で埋めようという理由を挙げ、軍上層部の納得を得ようと画策しているとも見える。

 ただ、北朝鮮軍の一般部隊は食糧の不足や朝鮮戦争時時代の銃火器など装備の老朽化が続いており、また「マダラス」や「書類整理」などと呼ばれる性的虐待の横行で軍紀が乱れ、国民の支持も得られないどころか、国内や国境警備では強盗等を集団で行う兵士も見られるなど戦力としてはほとんど頼りにならないとされている。

 金正恩は早くから特殊部隊を重視して軍装備を充実させ、好待遇で親衛隊として活用できるよう戦力を高めており、2016年12月には、韓国の朴槿恵大統領(当時)に対する「暗殺作戦」を自ら指導したとも言われている。

 LKPによれば、金正恩は「核やミサイル」など
   大量破壊兵器
を戦争に使用した場合には北朝鮮の体制が崩壊するため、実行する可能性が低いため、特殊部隊を投入して韓国や日本に工作員の手引きで侵入させるなどの戦術的な戦争は可能であり捕捉されにくい
   非正規戦能力の強化
にシフトしていると指摘した。

 北朝鮮の特殊部隊は精強なことで知られ、規模も約12万人と増加傾向にある。
 核や生物化学兵器、長距離弾道ミサイル、長距離砲などの兵器は今後、米韓から削減や撤廃を求められる。
 ただ、特殊部隊はそうした要求の対象としても捕捉されることが低く対象になりにくい。

 北朝鮮の特殊部隊に対する対応が見られない韓国文政権の存在は日本の防衛においてはリスクが高い存在でしかない。

 
   

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