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2018年12月18日 (火)

ロシアで亡命者が増加

 
 ロシアには現在、1万人以上の北朝鮮労働者が滞在し、建設業などに従事している。
 
 国連の制裁でロシアでも北朝鮮労働者の新規の雇用許可は禁止されている。
 ただ、ロシア当局は今年に入ってからも雇用許可を出し続けているものの、職場を離脱して脱北する労働者が増加しているようだ。

 
 米国政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)が朝鮮系ロシア人から得た情報によると、ロシア各地には職場を離脱した北朝鮮労働者が隠れ住むシェルターが多数存在しており、3〜4人が身を寄せ合って暮らしているという。
 
 こうしたシェルターの中には10数人がいるところもあり、モスクワ郊外には80人から100人がロシア人の助けを受け暮らしている。

 労働者が勤務地を無断離脱する理由は、金正恩に向次ぐために搾取される賃金だという。

 北朝鮮労働者がロシアに出稼ぎに来る理由としては、北朝鮮ではあり得ないほど高額の賃金が期待できるからだった。
 これまで当局に一定額の上納金を納めれば、残りは自分のものになったが、経済制裁の影響で上納金が引き上げられ賃金の支払いも遅延してきたという。

 最近になり、北朝鮮当局は元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区や三池淵(サムジヨン)郡再開発などの建設資金が必要だとの理由から、上納金の額を上げた。
 そのため、労働者の手にはカネがほとんど残らなくなっている。
 
 
 また、極東ウラジオストクの情報筋からも、北朝鮮当局の帰国命令を無視して、職場を離脱する労働者が増加していると伝えた。
 
 理由は他の地域と同じく「過度な上納金の要求」と、幹部による執拗な搾取が影響しているという。

 搾取とは、宿代、光熱費など様々な名目で給料から天引することを指す。
 そもそも、本当に必要経費なのかは不明で、不当に高いという。

 
 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のモスクワ事務所に難民申請をする人もおり、数名が難民認定を受けた。しかし、ロシアに引き続き滞在できるわけではないので、韓国など第三国に出国しなければならない。
   
 

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