4か国の情報機関幹部の秘密会合
英国の中東関係の専門ニュースサイトミドルイースト・アイ(MEE)の取材でサウジアラビアなどアラブ3か国とイスラエルが、シリアを
アラブ連盟
に復帰させる計画を水面下で進めていることが明らかになった。
シリアはバッシャール・アサド政権が反体制派を弾圧したことなどから、2011年11月以来、アラブ連盟の参加資格を停止されている。
昨年10月、米国を拠点に活動していたサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が、トルコのイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館内で殺害された事件を受けて
ドナルド・トランプ米政権
とサウジアラビア政府の関係が冷え込んだこともこの会合が開かれた背景にあると見られる。
この秘密会合は昨年12月に湾岸某国の首都で開かれ、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、イスラエル4か国の情報機関幹部が集まった。
米中央情報局(CIA)や米議会はカショギ氏の殺害について、サウジアラビアの
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子
に責任があると断じている。
しかし、トランプ氏はムハンマド皇太子の責任を追及しない考えを公にした。
4カ国の情報当局の会合では「トランプはできるだけのことをやった。あれが限界だ」という発言もあった。
こうした問題に対処すべく、秘密会合では4つの方策を取ることを申し合わせたという。
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