消費者信頼感指数の項目が広範囲にわたって改善
米民間調査機関コンファレンスボードが28日発表した5月の米消費者信頼感指数は
134.1(前月 129.2)
と市場予想(130.0)以上に上昇し、昨年11月以来の高水準となった。
現況指数は175.2と約18年ぶりの高水準を記録した。
また、期待指数は106.6で、6カ月ぶりの高水準となった。
消費者信頼感指数の項目が広範囲にわたって改善したことは、米経済の大部分を占める個人消費にとって良い兆しとなる。
米国では失業率が約半世紀ぶりの低水準である上に賃金の伸びが持続し、住宅ローン金利は低下している。
一方、中国をはじめとした貿易問題が引き続き景気見通しを曇らせた。
中国製品を対象に引き上げられる関税は結果として米国民が負担することになる。
そのことが数カ月後に消費者心理への重しとなる可能性が高い。
ひとこと
消費者心理は情緒的であり、経済環境の変化に左右されやすくレバレッジも大きくなりがちだ。
« 新党「離脱党」の躍進が確実 | トップページ | 適応能力と信頼性の確保戦略 »
「気になる指標」カテゴリの記事
- 消費者信頼感指数の項目が広範囲にわたって改善(2019.05.29)
- 米国では7月、雇用者数の伸びが前月から鈍化 (2018.08.05)
- 18年1月―2月のサービス貿易総額(2018.04.02)
- 1月の中古住宅販売件数は、市場予想に反して前月から減少(2018.02.22)
- 5月の米生産者物価指数は前月比ほぼ変わらず(2017.06.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント