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2019年6月18日 (火)

時速400kmのフリーゲージ・トレインが中国で年内に完成

 

 北京市内で14日から16日まで開催した
   2019世界交通運輸大会
に出席した中車長春機動客車の
   王雷主任設計師
は、営業最高時速が400キロメートルの電車車両を年内に完成させることを明らかにした。
 
 同車両は、ゲージ(線路幅)の異なる路線にも乗り入れが可能なフリーゲージ・トレインで、中国とロシアを結ぶ国際高速鉄道が念頭にあるとのこと。

 このプロジェクトの具体的な目標には、連接台車の使用や安全性確保、国際列車に投入が可能な技術の確立などもあったという。

 新たに開発した車両は営業時速が世界最速の400キロメートルで、試験時には時速440キロメートルでの走行が可能だった。
 
 さらに、1435ミリメートルと1520ミリメートルのゲージに対応するフリーゲージ・トレインで、複数の電力供給と信号方式に対応するという。

 フリーゲージ式を採用したのは、中ロを結ぶ国際高速鉄道を念頭に開発する必要があることが背景。
 
 中国では鉄道路線のほとんどが世界的に標準軌とされる1435ミリメートルのゲージ。
 
 一方のロシアでは大部分が1520ミリメートルあるため両国を結ぶ国際列車は国境地点で、数時間をかけて台車の交換を行ってきた。

 フリーゲージの車両の場合、ゲージ変更の際には低速で走行すると考えられる。
 
 新開発の列車は軽量化などによりエネルギー消費を従来型より10%低減したうえ、列車の運行や乗客へのサービスで「スマート化」を進めたとのこと。
 
 さらに、「主動的な安全性」「受動的な安全性」を共に向上させた。新たな列車は年内に完成し、まず中国国内の路線で試験運転するという。

 なお、この連接台車とは、個別の車両ではなく車体間の連結部分に設置して前後の2つの車体を支える台車のこと。
 
 日本では、小田急ロマンスカー3000形に採用されたが実用例は少なく、現在は減少しつつある方式という。

 連接台車には複合震動が起きにくいので高速走行時の安定性が高いなどの利点がある。
 ただ、列車の編成を変更することが困難で、脱線事故などの場合にも復旧が手間取る短所がある。

 台車1基あたりにかかる重量も大きくなり、線路などへの負担も増えるなどの問題もある。
 
  

   

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