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2019年12月 4日 (水)

パプアニューギニアの財政が資金調達で中国への依存度を強め悪化

 
 パプアニューギニアの予算関連文書によると、中国に対する年間の債務返済額が2023年までに25%増加する見通しで2020年の財政収支も過去最大の赤字になる見込みとなっている。 
 
 政府は、前政権の無駄遣いで財政が悪化したと批判し責任の回避に努めている。
 債務残高の再計算により、財政収支の均衡は一段と難しくなった。

 なお、債務返済のために新たな借り入れが必要になるとの見通しを示しており、負のスパイラルが続く見込みだ。

 債務残高の対国内総生産(GDP)比は前回の予算から10%ポイント上昇し42%と、法定上限の35%を超えた。

 中国がアジア太平洋地域で勢力を拡大する中、パプアニューギニアは資金調達で中国への依存度を強めた。
 
 米国は中国が「略奪的な」経済活動を通じて、インド太平洋地域を不安定化させていると批判した。
 これに対して中国政府は米国側の主張を強く否定している。

 28日公表の予算関連文書では、中国に対する債務総額は明らかにされなかった。
 返済スケジュールを見ると、中国が他を圧倒する最大の債権国であることが一目瞭然だ。
 
 な、中国への年間返済額は2023年までに25%増え約6700万ドルとなる見通し。

 貧困問題を抱えるパプアニューギニアでは昨年、前政権がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催に合わせ、イタリアの高級自動車メーカー、マセラティのセダン「クアトロポルテ」を40台購入したため、高額な支出に抗議活動が起きた。

 天然ガス産業の収入も繰り返し予想を下回り、2020年の財政赤字は過去最大となる見通しだ。

 2020年の歳出は187億キナ(53億6000万ドル)、歳入は141億キナ(40億4000万ドル)と見込まれている。

 

 

  

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