レバノンでデモ隊と治安部隊が衝突し530人が負傷
カルロスゴーン容疑者が国外逃亡した先のレバノンの首都ベイルートでは18、19日の週末、投石する
反政府デモ隊
に治安部隊が催涙弾で応酬し、医療関係者によると2日間で530人以上が負傷したという。
汚職が蔓延り、金で法律が左右され不公平な社会構造となっているレバノンでは昨年10月17日に始まった前例のない大規模デモが起きており、人々が宗派を超えて
政治エリート
の無能と腐敗、深刻化する経済危機の責任を求めている。
サード・ハリリ首相は「街頭デモの圧力」に屈して退陣を余儀なくされ、新内閣の組閣が難航したままで経済は深刻化の一途をたどっている。
18日の衝突では、デモ隊のうち数十人が議会へと通じる道路で、警備中の機動隊に石や植木鉢などを投げつけたことから始まった。
参加者の一部はスカーフで顔を隠して秘密警察などに情報が捕捉されないようにしていたという。
さらに、有刺鉄線のバリケードを突破して議会へ向かおうとする参加者や、道路標識を武器として警察の警戒線の突破を試みる参加者も現れ、治安状態は悪化する傾向が強まっており、治安部隊では放水と催涙ガスで対抗してデモ隊の解散を試みた。
この負傷者数は、3か月にわたる抗議デモで最多となっている。
翌19日も、「革命、革命!」と叫ぶデモ隊数十人が議会前のバリケードを守る警官隊に向けて投石を行った。
無秩序化する動きに対し、機動隊が放水銃やゴム弾、催涙ガスを用いてデモ隊を押し返した。
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