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2020年2月19日 (水)

情報制限がこうした状況を生みだした

 

 中国メディアの今日頭条は12日、「日本が教えてくれたこと」と題し、中国の伝統文化を見直してみるようすすめる記事を掲載した。

 中国語検定試験「HSK」の日本事務局から中国への支援物資の箱に書かれていた
   「山川異域 風月同天」
という漢詩の一部が中国で話題となっていると伝えた。
 
 別の場所に暮らしていても、自然の風物はつながっているという意味があるものだが、中国では日本の支援に感謝するとともに、日本人のほうが中国文化に造詣が深いことに衝撃を受ける人が後を絶たないと続けた。
 
 日本からの支援物資には、他にも中国の漢詩などを引用したメッセージが見られている。 
 富山県から遼寧省に送られた箱には、「遼河雪融、富山花開。同気連枝、共盼春来」(遼河の雪が融ければ富山の花が開く。同じ気でつながる枝同士、ともに春の到来を待つ)とのメッセージが送られた。
 
 これは千字文をアレンジしたものと伝えた。
 
 また、京都府舞鶴市から遼寧・大連市へと送られた支援物資の箱には、場所は離れていても心は一つという意味の「青山一道同雲雨、明月何曾是両郷」という漢文が書かれていた。

 こうした漢文・漢詩は中国から日本に入ってきたものだが、日本人の方から漢詩を引用してメッセージを送ってきたことを、中国人は大変驚いているという。
 
 中国王朝の興亡は多くの文化を破壊し、新たな価値観が作り出されてきた。そのため、異民族が王朝の滅亡時には多くの文化人が日本などに脱出して帰化してきたとも言える。
 
 また、最近では文化大革命の破壊行為や共産党の残虐性を打ち消すため反日教育を徹底して日本人に対する憎悪を意識に植えつけてきた。
 そもそも、満州族の清朝を打倒できたのも日本が協力したものだ。
 
 辛亥革命後に各地で群雄割拠したのも、中国の歴代唐朝時代と同じ混沌とした時代であり、治安の崩壊が見られ殺伐とした時代であり、日本が治安回復のために暴徒と化していた蒋介石率いる国民革命軍が親日家を「漢奸」として数万人を公開処刑したり、強制徴兵や財産の略奪などの行為を止める動きをしていただけだ。
 
 同様の蛮行は毛沢東になるとさらに強く実行し、文化大革命を含め、飢餓等の失政もあり1億人の中国人を奪っている。これは人口4億人の時代の話しだ。
 
 そのため、情報の統制を徹底させた結果、中国人には真実の情報は極めて少なく、ネットなどを含め公安の監視下で全てが把握されているため、過去のいろいろな情報は制限され一分しか知らない現状がある。
 
 中国国内では、武漢に対する応援メッセージがネット上などで届けられているものの、その多くは「武漢加油」(武漢頑張れ)という単純な一言にとどまっている。

 中国の伝統文化を活用している
   日本との格差
に直面した文化人ら知識階層の拡大もあり、中国人の中に共産党政権への批判が広がりつつある。
 監視下にある新聞などのメディアでもあり、記事では、「自虐に走ることはないが、日本から学ぶべきことは学ぶ」ように勧めるのとどまった。
 
 また、「文化は愛でるものではなく使うもの」だと指摘し、日本との格差を認めつつ、中国のソフトパワーに変えることは可能だと前向きな姿勢を見せた。
 
 記事は結びに、改めて日本の親切に感謝しつつ、中国の伝統文化の良さに気づかせてくれたことにも感謝を伝えたが、こうした動きが広がれば中国共産党や国民党の過去の蛮行が中国人に知られてしまうリスクが高くなるだろう。

 今回の中国人を驚かせた、支援物資に見られたメッセージの数々により、日中を問わず中国の文化の良さを改めて再確認させてくれたと肯定的な記事が広がれば、中国内部に自由への探求が強まる可能性が高まることだろう。
 
 中国に起源をもつ漢文・漢詩に力を得て、新型ウイルスという困難に立ち向かうことで、自由を抑制する共産主義国家が亡びる可能性さえ期待できるだろう。
 
 
    

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