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2020年4月30日 (木)

内部に不穏な動きがあるのかも

 

 韓国の北朝鮮メディア「デイリーNK」は20日、北朝鮮の独裁者
   金正恩党委員長
が手術を受けたがその後の経過は良好だと伝えた。
 翌日に米CNNは手術途中に
   重体
に陥ったと報じて以降、金正恩氏が公式の場に姿を現すことがないため
   健康状態を巡る噂や憶測
が続いている状況にある。

 金正恩氏の身に「異変」が起きたことを疑わせる要素のひとつとして今月15日に同氏が
   錦繍山(クムスサン)太陽宮殿
を参拝したと発表されていないことが指摘されている。
 戦歴のないことから軍部での存在感に乏しいことから、これまで毎年、祖父・金日成主席の生誕記念日であるこの日に同宮殿を参拝してきた。

 国民の意識を洗脳する目的もあり、北朝鮮メディアがその事実を報道してきた。

 金正恩氏が慣例を破り、同宮殿を参拝しなかったことは過去にもあった。

 同氏は毎年、7月8月の祖父の命日にも参拝してきたのに、2018年には参拝報道が出ていないのだ。

 

 韓国の国家情報院(国情院)は以前から金正恩氏について
   「パーティー狂いで不摂生」
な素行の悪さもあり健康不安説を報告していた。

 金正恩氏はこのとき、韓国の文在寅大統領に自ら提案した
   南北統一バスケットボール大会(4~5日・平壌)
にも顔を出さず、6~7日に訪朝したポンペオ米国務長官とも会っていない。

 ただ、北朝鮮側はバスケ選手団を引率して訪朝した韓国高官に対し、金正恩氏は
   「地方視察中だ」
と説明したが祖父から始まる「白頭の血統」を最高指導者としての正統性の拠り所とするための権威づけとして実施してきた太陽宮殿の訪問よりも重要な地方視察があるのだろうか。

 2018年の時は結局、7月10日に両江道(リャンガンド)の三池淵(サムジヨン)郡を視察したことが後日報道され、金正恩氏の無事は確認されたが違和感がある。

 金正恩氏の専用機が同年の7月初めに両江道の恵山(ヘサン)飛行場に緊急着陸していたという、恵山地域の住民が「いきなり白い飛行機が上空から降りてきたと思ったら、携帯電話と有線通信網がすべてつながらなくなった」と証言した。
 専用機は、金正恩氏を乗せて三池淵飛行場に向かう途中、何らかの危険な状況に陥った可能性があるとの指摘がある。

このとき参拝を中止したのは、緊急着陸となった背景がスケジュールに影響を与えたものだ。

 金正恩氏の専用機「チャンメ1」号は1980年代に旧ソ連から導入されたもの。
 当然、年代ものであり老朽化が指摘されている。

 そのため、シンガポールでの米朝首脳会談に際しては、金正恩氏は中国から提供された要人専用機で現地入りした。

 金正恩氏は今回、当時より長期間にわたり雲隠れしている。

 その理由は定かではないが、健康問題以外にも、金正恩氏が参拝を中止せざるを得なくなる状況が生じ得るということだ。


ひとこと

 北朝鮮は先軍政治という軍国主義体制だが、軍部への優遇措置も食料の遅配などが続き不満が高まっている。

 そのため、身辺警護は常に最優遇措置を施してきた保衛部が固めているが、この職員にも食料等の遅配が起きている様だ。

 これまで何度も繰り返されている軍部の暗殺計画が行われてきたが成功していない事実もある。

 今回の雲隠れは、コロナ肺炎の拡大で多くの兵士が死亡した可能性が高い。

 何ら対策も取らないうえ、コロナ肺炎の感染はないとの主張を繰り返しているが、諜報網からの情報で2月時点で180名の死亡が伝えられている。それ以降も衛生状態が悪く、食糧事情もお粗末な北朝鮮国内での感染拡大は強い衝撃となって各軍区に影響を与えている可能性もある。

 

    

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