謀略が仕込まれている可能性
ドイツ出身で第二次世界大戦中はアレン・ダレスの部下としてOSS(後のCIA)に配属された諜報機関に属した過去のあるユダヤ系米国人ニクソン政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)兼国務長官を務めた
ヘンリー・キッシンジャー元国務長官(97)
は3日(現地時間)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
が世界の秩序を永久に変えてしまう可能性があると診断1979年の米中国交正常化を引き出した立役者で、米外交の生き証人と呼ばれる。
なお、ニクソンとキッシンジャーは国家安全保障会議(NSC)が外交政策の決定権を握る必要があると考え国務省と激しい権力闘争を行ったことでも知られる。
キッシンジャーは米国外交の機能強化のためジョンソン政権下でほとんど有名無実の存在と化していたNSCの活用すべくNSCの特別補佐官に若手の外交官、軍将校、国際政治学者をスカウトして組織した。
なお、キッシンジャーからNSC特別補佐官にスカウトされた人物には、アンソニー・レイク、ローレンス・イーグルバーガー、アレクサンダー・ヘイグ、ブレント・スコウクロフトなどがいる。
キッシンジャー氏は同日、ウォール・ストリート・ジャーナル(米紙)への寄稿文で、「新型コロナウイルスが終息しても、世界は以前と全く違う所になるだろう」と指摘、「米政権はウイルスから米国民を守り、新しい時代を計画する緊急の作業を開始しなければならないと強調した。
第2次世界大戦に参戦したキッシンジャー氏は、「新型コロナウイルスの超現実的な状況は、『バルジの戦い』で感じたことを思い起こさせる」と指摘した。
このバルジの戦いは、1944年12月16日から45年1月25日まで続いた戦闘で、ドイツ軍が連合軍に対抗して行った最後の反撃で双方の死傷者は約19万人にのぼった。
ただ、バルジの戦いの時とは異なり、特定の人を狙うのではなく「無作為で破壊的な脅威を感じる」と説明した。
また、当時、米国の忍耐力は「究極の目標」によって発揮されたが、今は「効果的で先見の明のある政府が必要」とされていると指摘した。
トランプ政権を背後から支援してきたキッシンジャー氏だが、後手に回り対応の遅れが取り戻しが出来なくなっているため、米国政権が新型コロナウイルスに十分に対応できなくなっていると迂回的に批判した。
この指摘からはトランプ大統領の地位はもうないという意味にも捉えられることになる。
そのため、日本の盟友も崖っぷちで奈落の底に転落する直前ということにもなるだろう。
ユダヤ資本の権益確保という観点からの指摘だろうが、新型コロナウイルスで各国が門戸を閉ざし、「各自図生」(各自が生き残る方法を探る)現象を批判した。
キッシンジャー氏はロッキード事件を裏で画策したとも言われている用に利己的であり、国家は、政府が災難を予見し、影響を食い止め、安定を回復できるという信念上に結集し、繁栄してきたが、新型コロナウイルスが終息すれば、多くの国家が失敗したと認識されるだろうと見通しを明らかにした。
そして、「各国の指導者が国家単位で危機に対処」しているが、ウイルスは国境を認識しないと指摘し、「個別の努力だけでは限界がある。世界的な協力が伴わなければならない」と強調した。
ただ、ユダヤ資本が国境を突破して資本を移動させている点と同じだが、「各自図生」では分散して権益を吸い上げる仕組みの維持は出来ないため、世界的な協力により、別の視点での資本の維持を目論む動きもあるため単純思考では独占的な国際資本を温存させたうえ、更に資本を集中させることにもつながりかねない。
キッシンジャー氏によると、「人間の健康への危機は一時的なものになるだろうが、政治的、経済的激変は何世代にもわたって続く可能性がある」と分析し、「何より自由主義の世界秩序が脅威を受ける可能性がある」と警告した。
さらに、新型コロナウイルスで世界の貿易と自由な移動に依存する時代に
時代遅れの「障壁の時代」
がよみがえる恐れがある。
また、米国は啓蒙主義の価値を守り、維持するうえで先頭に立たなければならないと呼びかけた。
ひとこと
ロッキード事件を裏で画策し、敗戦後にGHQにより張り巡らされた利権の網を寸断されかねない日中国交回復や日ソ平和友好条約などが加速度的に田中角栄首相が行っていたため、いつ出もつぶせる情報を事前に仕込んでいたものを、メディアを使って露見させ、国民を扇動して刃向かうことを出来なくさせたとも言える。
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