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2020年7月22日 (水)

中国の新エネルギー車(NEV)市場が変化

 

 中国政府は大気汚染防止などを目的とした環境対策を推進するため自動車の電動化の「一本足打法」ともいえる政策の恩恵に浴してきた中国の
   新エネルギー車(NEV)市場
は、低燃費車など多様な技術路線も重視する方針を示し、省エネ技術の空洞化の懸念から軌道修正して補助金支給額の削減などを強化したことで2020年6月まで12カ月連続でマイナス成長を記録している。
 
 中国では、現在CAFC(平均燃費消費)規制とNEV規制の「ダブルクレジット政策」が実施されている。
 
 罰則付きのルールによりメーカーのNEVシフトが促され、乗用車メーカーにとっては、燃費規制への対応が遅れると、NEVの生産負担やNEVクレジット購入コストが増大する仕組みになっている。

 ただ、現実には、多くの地場メーカーがNEV生産に参入したことで、大量の余剰NEVクレジットが発生してしまっており、2019年のNEVクレジット供給量は383万ポイントであったのに対し、需要量は80万ポイントにすぎない状況にある。
 
 その結果、NEVクレジット単価は2019年では2万円程度にとどまっている。
 また、地場メーカーの多くはNEV規制への対応でも、足元では依然として燃費の悪い車種の生産が主体だ。
  
 2020年4月に公表した中国市場に置ける乗用車メーカー各社の昨年の燃費実績で、対象メーカー119社のうち、62社が目標未達成となった。
 
 ガソリン車の平均燃費(2019年に5.5リットル100km)が2025年の政府目標(4リットル/100km)をクリアするためには、毎年の燃費改善率は7.5%という努力が必要だ。
 
 ただ、直近5年間の燃費改善率が年間平均2%にとどまっていることから、NEVシフトの加速によって、地場メーカーによる省エネ技術の空洞化が起きている。
  
 
 電気自動車(EV)シフト一色だった中国自動車市場では低燃費車といわれるHVやMHEV車種が増加しており、ホンダは中国で中型セダン「クライダー(Crider)」のハイブリッド車(HV)を発売し、GMは48ボルト(48V)の主電源システムを持つマイルドハイブリッド車(MHEV)のシボレー「Orland」を投入した。 
 
 また、中国大手国有自動車メーカーの第一汽車は48VのMHEV「紅旗H5」の量産開始を発表しており、省エネ技術の確保が加速する動きのようだ。
 
     

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