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2020年8月 6日 (木)

7月の米製造業総合景況指数(ISM)

 

 米供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業総合景況指数は
   54.2(前月 52.6)
でエコノミスト予想値の53.6を上回り、2019年3月以来の高水準だった。
 
 受注が一段と堅調になり、在庫が減少したことで、製造業者の間で生産を増やす動きが広がったことが背景。
 

 ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は記者団に対し、皆が予想していたと思われるが7月の指数は6月よりずっと良好だったと指摘、「8月に50を下回ることになるような要素は何も見当たらない」と述べた。

 ISMの調査は活動が拡大しているか縮小しているか、横ばいかを購買担当者に回答してもらう形式のため、景気の転換期には変化幅が大きくなる。
 
 製造業は全米規模での高い失業率や新型コロナウイルス感染の再拡大、企業の投資削減、世界的な需要の弱さなど数多くの困難に依然として見舞われており、ロックダウン解除への期待から広がったようだ。

 7月は18業種のうち13業種が活動の拡大を報告した。
 木材製品や家具、繊維の上昇が特に目立った。
 
 なお、縮小したのは輸送機器と機械、金属製品の3業種だった。

 サブ指数では生産指数が62.1に上昇し、2018年8月以来の高水準だった。
 受注指数は61.5で、同年9月以来の高い水準となった。

 顧客在庫の指数は今年これまでで最も低い41.6に低下した。
 在庫の縮小ペースが加速していることが示唆された形だ。
 また、企業在庫の指数も低下した。

  
 経済活動の再開で受注や生産は改善したものの、雇用はそれほど増えていない。
 需要の持続可能性について、製造業者が慎重姿勢を崩していないことが背景。
 
 7月の雇用指数は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前とほぼ同水準で、ここ数カ月に比べて改善したが、なお縮小を示す領域にある。
 

   

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