米国の9月ISM製造業総合景況指数は55.4に低下
米国のISM製造業総合景況指数は9月、55.4に低下した。
エコノミスト予想の56.5より小幅な拡大にとどまった。
前月は56と、2018年11月以降で最も高い水準だった。
9月は、ISMが対象とする製造業18業種のうち14業種が活動の拡大を示した。
特に紙製品、木材製品、食品、家具で伸びが目立った。
一方、衣料品や石油など4業種では活動縮小が示された。
ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は記者団との電話会見で、「9月は大半において、製造業活動が非常に力強く拡大した」と指摘した。
また、「今後について過度な懸念を覚えるような要素は、今回の統計には何一つ見当たらない」と述べた。
新規受注は7.4ポイント低下して60.2だった。
コロナ感染拡大以降の低下は4月以来初めてとなる。
生産は2.3ポイント下げて61だった。
また、在庫は47.1に上昇し、在庫減少ペースの鈍化が示された。一方で顧客在庫は37.9に低下した。
顧客側の在庫は縮小ペースの加速が示され、向こう数カ月における生産増加の可能性が示唆された。
雇用は49.6に改善したが、なお14カ月連続での縮小圏にある。
製造業全体の約19.4%は9月に雇用が増加したと説明した。
この比率は2019年6月以降で最大となる。
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