米雇用者数は63.8万人増で予想を上回る
10月の米労働市場は新型コロナウイルスの感染再拡大や追加経済対策が決まっていない現状を背景に、雇用の伸びはもっと鈍化すると市場では予想されていたが予想より堅調となった。
非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比+63万8000人とエコノミスト予想の58万人増より改善した。
また、前月は67万2000人増(速報値66万1000人増)に上方修正した。
家計調査に基づく失業率は前月から1ポイント低下の6.9%(市場予想は7.6%)だった。
低下幅は前月の2倍だが、長期失業者数は急増し、失業者全体の3分の1を占めた。
レイオフを除いた恒久的な失業者はほぼ変わらずの370万人だった。
前月まで2カ月連続で大幅に増加した後、明るい兆しが示された。
ただ、雇用は新型コロナ流行以前の水準を1000万人下回ったまままで回復にはほどとおい。
感染者数は今週、記録的なペースで増えており、人員採用の勢いは持続しない可能性もある。
また、27週間以上にわたって職探しをしている長期失業者は115万人増えて356万人と、2014年以来の高水準だった。
労働市場の水面下で深刻さが増していることが示唆された。
民間雇用者数は伸びが加速し、90万6000人増だった。
前月は89万2000人増という。
小売りや運輸・倉庫、専門職・ビジネスサービス、建設業界で増えた。
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