対立激化の様相
米大統領選は3日に投開票され4日に入っても大勢が判明していない。
民主党候補のバイデン氏は中西部の激戦州2州でリードを保っている。
一方、トランプ大統領は一方的に勝利宣言したうえ、選挙違反があったとの根拠のない主張を展開した。
エディソン・リサーチ(Edison Research)によると、バイデン氏はトランプ氏が2016年の大統領選で勝利した激戦州であるミシガン州でわずかにリードを広げ、ウィスコンシン州でも小幅なリードを維持している。
ミシガン州では新型コロナウイルス禍で急増した郵便投票を集計しており、トランプ陣営は4日、同州での
集計作業の停止
を求めて提訴し、開票済みの投票用紙の再集計を要求した。
一方で、ウィスコンシン州では集計が終了したものの、どちらが勝利したのかはまだ公表されていない。
エディソン・リサーチによると、バイデン氏が2万票(0.6%ポイント)リードしていると伝えた。
州の法律では差が1%未満の場合に再集計の要求が認められており、トランプ陣営はこの日、再集計を要求した。
バイデン氏がウィスコンシン州で勝利すれば、トランプ氏が2期連続で大統領に就任する道筋は狭まることになる。
ただ、ミシガン州のほか、ペンシルベニア州、アリゾナ州、ネバダ州、ジョージア州、ノースカロライナ州などが依然集計中で予断を許さない状況にある。
トランプ陣営の選挙対策本部長
ビル・ステピエン氏
は「合法的な投票用紙を全て集計すれば、われわれの勝利だ」と表明した。
郵便投票の集計を巡り提訴する可能性があると続けた。
バイデン陣営の選挙対策本部長
オマリー・ディロン氏
は、バイデン氏が勝利する方向にあると指摘した。
上級法律顧問のボブ・バウアー氏は、トランプ氏には合法的な投票を無効化する根拠がないと批判、バイデン陣営は訴訟への備えを進めていると続けた。
トランプ氏は4日、集計作業中にもかかわらず一方的に勝利を宣言した。
その数時間後にはツイッターで、集計作業に根拠のない批判を展開し続けている。
これを受け、フェイスブックとツイッターは投稿の一部について、ユーザーに注意を喚起するラベルを付けた。
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