ドルは来年に最大20%下落する可能性
米シティグループのストラテジスト
カルビン・シー氏
らは16日のリポートで、新型コロナウイルスのワクチンが広く配布され、世界的な貿易や経済成長の回復を助ける場合、ドルは来年に最大20%下落する可能性があると予想した。
ワクチン配布はわれわれが設けた弱気相場のチェックポイント全てに該当し、ドルは2000-10年の前半と似たような道筋をたどるとみていると分析した。
この時期にドルは複数年にわたる下降局面に突入した。
ブルームバーグ・ドル指数は3月に達したピークから約11%下落しており、16日の外国為替相場で一段の下押し圧力を受けている。
バイオテクノロジー企業の米モデルナがワクチン候補の臨床試験の良好な結果を発表したことが、ドルや円、米国債といった逃避先資産の需要に重しとなった。
なお、ワクチン開発の進展だけでなく、世界経済が正常化しても米金融当局がハト派の姿勢を維持することでドル相場は苦しい展開になると指摘した。
さらに世界各国で成長ペースが加速する可能性は高く、投資家が米国資産を離れ、国外資産へ乗り換えるとの予想も行った。
ひとこと
ただ、北朝鮮の動向がネックで軍事的脅威への対応が急速に高まる可能性もある。
騒ぐだけで、結果として大きな負債を生んだトランプ政権の問題を解消する時間が気になるところだ。
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