ジョージア州の上院議員選決選投票に注目
トランプ米大統領とバイデン次期大統領は
ジョージア州の上院議員選決選投票
の結果で米国議会上院の勢力を決するとともに、バイデン次期政権の政策運営を左右することから有権者に投票日前日の4日、最後の訴えを行った。
5日の決選投票では2議席が争われ、共和党現職デービッド・パーデュー、ケリ-・ロフラー両氏のうちいずれか1人でも再選を果たせば、同党が上院過半数を辛くも維持し、マコネル上院院内総務はバイデン氏の政策や閣僚・連邦裁判所判事などの指名承認を阻止する力を持つことになる。
民主党のジョン・オソフ、ラファエル・ウォーノック両氏が当選すれば、上院勢力は50議席ずつとなり、採決で賛否同数の場合にハリス次期副大統領が上院議長として決定票を投じる権利を持つためだ。
バイデン氏はアトランタで開催のドライブイン集会で行った応援演説では、自身が掲げる
進歩的な政策課題の実行
を助けることになるか、全米がジョージア州の投票結果に注目していると強調した。
民主党が上院で過半数となれば
「真に困窮している人々を助けるため」
に2000ドル(約20万6000円)の個人給付を可決するだろうと語った。
これに対しトランプ氏は、民主党候補が2議席とも獲得すれば
「そのダメージは永続的かつ取り返しのつかないもの}
となる見通しであり、そのような事態を招くわけにはいかないと批判、これらの上院議席はまさに最後の防衛線だと続けた。
トランプ氏はジョージア州の集会に長女で大統領補佐官の
イバンカ・トランプ氏
や盟友のグラム上院議員(サウスカロライナ)をはじめとする多数の顧問や支持者らを動員した。
ペンス副大統領は同州ミルナーの教会で開かれた集会でパーデュー、ロフラー両氏に投票するよう呼び掛けた。
メディアの世論調査によれば、民主党候補2人がわずかにリードしている。
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