「後手後手」と批判
財務省主計局長の矢野康治は
脱炭素技術
の研究・開発を支援する基金に1兆円を充てる案を主張したものの、目立った成果を作り出したい女衒政治で地位を高めてやっと首相の座に就任した菅首相は倍増するよう迫ったという官界から漏れ出た情報が流れている。
当然、節操もない政治家の要求を鵜呑みに出来ないまっとうな官僚は「そんなことはできません」と拒否したとも言われている。
かつて官房長官秘書官として菅と支えてきた矢野に対し、いらだった菅は思考が浅いためか、説明資料を投げつけ強要、菅の意向通り、金額は2兆円に積み増されたという。
官房長官時代にも、人事権を盾に菅が無理強いして官僚をどなりつけることはたびたびあったとも言われているが、不都合になれば責任を転嫁して逃げるのは安倍政権時の醜聞の多さで責任転嫁された事案の多さを見れば明らかだ。
「自らの政策に反対するのであれば、異動してもらう」と公言するなど強要する姿勢を露骨に示したことで、周囲には忖度官僚ばかりが増加したとも言え、気骨ある官僚は距離を置いたか閑職に飛ばされてしまっているのが現状だ。
ただ、あくまで政権ナンバー2の立場だが、最終決定権者は安倍晋三首相であり、責任を負わない立場を堅持していたともいえる。
そのため、首相の発言としてきた多くが官房長官の菅さんの政治であり、誰も反対できないよう工作して、問題があれば責任は他人に押し付けてきたのはコロナ感染での責任を他人に転嫁するために仕込まれた言葉遣いに注目する必要がある。
首相就任から16日で半年となるが、何ら成果らしき成果もなく、能力の低さはバブル崩壊後の首相と同じだ。
周囲に蔓延る忖度マスコミから「史上最強の官房長官」と持ちあげられる菅は、首相という責任転嫁が出来ない立場の難しさに苦悩しているのはこれまでの所業から言えば当然だろう。
新型コロナウイルス対策では「後手後手」と批判された。
また、国民への説明不足も指摘されている。
変化を求める国民から歴代3位の高さだった発足当初の内閣支持率(74%)も実行力が伴わない無能政治家を露呈したため、一時は39%とほぼ半減した。
菅首相は「官房長官時代と比べて圧倒的に情報が入らなくなった」と責任回避を目論む発言をしているようだが、周囲に鋳る女衒官僚の質の悪さがこうした状況を生み出したにすぎず、これまでの人事権を盾に黙らせてきた裸の王様の責任でしかない。
ひとこと
田中角栄首相が「大臣室のドアはいつでも開けておくから、上司の許可は得なくても良いので話に来てくれ。」というような積極性も皆無で、貧相な姿を晒したり、裏で恫喝ばかりでは話にもならない。
« テロ国家をいつまでも放置する必要はない | トップページ | テロ国家との交渉は打用 »
「タイムライン」カテゴリの記事
- 変異種への効果は?(2021.03.28)
- リスクオン?(2021.03.25)
- 五輪開催最優先 フランスの新型コロナはPCR検査で検出できないとのを流さないマスコミ(2021.03.22)
- 「後手後手」と批判(2021.03.17)
- 国民を実験台にする政権(2021.02.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント