エボラウイルスの粒子を食い止めるマスク
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中国上海市と江蘇、浙江、福建、広東の各省の衛生当局などが11日までに
H7N9型インフルエンザ
の感染者が新たに9人確認され、うち2人が死亡したことを明らかにした。
これにより、中国本土でのH7N9型の感染者は162人、死者は50人となった。
感染者は今年に入って急増しており、当局は警戒を強めている。
H7N9型鳥インフルは、中国本土で1月4日以来、17人の感染者が発表され、うち3人が死亡した。
昨春のように感染が急拡大する恐れがあるため、地元当局は生きた鳥を扱う市場を一時閉鎖するなど対策に躍起になっている。
北京の日本大使館や各地の総領事館なども在留邦人に注意を呼び掛けている。
ひとこと
大気汚染の拡大もあり、呼吸器系疾患も増えている中国だが、鳥インフルエンザの患者が激増しかねない状況となっている。
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中国上海市衛生当局は13日、市内の56歳の男性が
鳥インフルエンザ(H7N9型)
に感染していることを確認したと発表した。
男性の妻はインフルエンザの症状を訴えて死亡し、4日に感染が確認されていた。
家族内で複数の感染者が確認されたのは初のことで、ウイルスが
ヒトからヒトに感染
した可能性もある。
もし、この感染が確認されればパンデミック(世界的大流行)という深刻な事態を迎える危険性が高まっている。
発表では、男性は1日に発熱などの症状を訴え、病院で受診したが5日の上海市疾病対策センターの検査では陰性だった。その後症状が悪化したため再度検査したところ、11日に陽性反応が出たというもの。
国家衛生・計画出産委員会と上海市は12日、夫妻の疫学的な関連性を検討したが
夫の発病が妻からの伝染
したのか判断するには不十分としている。
男性が鳥に接触して感染したとも考えられるが、これまでに判明した感染者の大半は鳥との接点が確認されておらず、妻から男性に感染した可能性もあるとのこと。
感染者はこれまで上海市と江蘇、浙江、安徽各省の華東地区に限られていたが、距離が離れた首都にも拡大した。 北京市によると、北京市郊外の順義区に住んでいる女児は11日に発熱などの症状を訴えて入院した。
両親はニワトリなど生きた鳥の販売をしていた。
なお、女児は病院でタミフルなどの投与を受け、状態は安定している。
他にも江蘇、浙江省両省で計4人の感染が確認され、感染者は2市3省で計49人、うち死者は11人となった。
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中国で鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」に感染した新たに2人の死亡が確認された。
これでウイルスによる死者は計5人となった。
中国国営の新華社通信は、上海の市場のハトから「H7N9型」ウイルスが検出されたと農業省の情報を基に報じた。
なお、新華社によれば4日、中国当局が先月初の感染者を公表して以後
計14人の感染
が確認され、そのうち6人が上海で報告されたと伝えた。
ただ、世界保健機関(WHO)はH7N9型ウイルスが人から人に感染したという証拠は得られてないことを明らかにしている。
ひとこと
鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」の感染拡大が懸念される。日系人が約6.3万人という多数居住する上海で発生したことに注目すべきだあろう。帰国する場合には国内に持ち込まれないよう防疫体制を強化する必要がある。
保菌者の把握は発熱等があってはじめて判るが、入国管理時には不可能だ。
ある時点で直接帰国する邦人を空港から国内に入れるのは危険が高すぎる。孤島等に一時滞在させてから入国させる等の措置が必要になるだろう。
秋田大学大学院医学系研究科の
今井由美子 教授
を中心とする研究グループはインフルエンザが重症化する過程を調べたところ、魚の油に含まれる
ドコサヘキサエン酸
が化学変化した
「プロテクチンD1」
という物質が、インフルエンザウイルスの増殖を抑えるとともに、症状が悪化したときの治療にも効果があると発表した。
実験では重症のインフルエンザのマウスにこの物質と従来の抗ウイルス薬を投与したところ、抗ウイルス薬のみのマウスよりも生存率が上がったことを確認、症状が悪化したときの治療にも効果があると判断した。
なお、インフルエンザは重症化するとタミフルなどの抗ウイルス薬が効きにくくなり、有効な治療方法の開発が課題になっていた。
今後、重症のインフルエンザの治療薬の開発などが期待される。
ひとこと
人が老化することは人の体が酸化することだとも言われる。抗酸化物質の摂取はストレスや酸化物の摂取が増えている人には必要だ。インフルエンザが重症化するというのも体が酸化して体質が変わった状態なのだろうか。人にとって害のなる微生物等への抵抗力を高めるためにも抗酸化物質を摂取することが重要ということなのかもしれない。
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英国健康保護局(HPA)の科学者はロンドンの病院で、カタール人から2012年9月に発見された
SARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルス
に似た
新種のコロナウイルス(NCoV)
が確認されてから1週間もたたないうちNCoVのゲノム配列を調べ
「系統樹」
を作成し風邪やSARSのウイルスの仲間であることが分かったもの。
また、スイスやドイツなどでも直ちに研究が開始され、NCoVがヒトに感染しやすく、SARSの治療薬が有効である可能性があることも判明したものの、いまだ明らかにされおらずウイルスの潜在能力に戦々恐々とした日々が続いている。
これまで同ウイルスの感染例は世界全体で13件を数えており半数を超える7人が死亡した。
感染者のうち、6人がサウジアラビアで2人がヨルダンで見つかった。
そのほか、英国とドイツの感染者には、中東に渡航歴があるか、もしくは渡航歴のある家族から感染した可能性のあることが分かっている。
米国ミネソタ大学感染症研究・政策センターの
マイケル・オスターホルム教授
はすでに解明されていることも懸念すべきだが、まだ明らかになっていないことに恐ろしさを感じると話す。
インペリアル・カレッジ・ロンドンのコロナウイルス専門家
マイク・スキナー氏
はNCoVの完全な遺伝子配列が分かっており、何の仲間であるかも解明されていると述べたが、不明な点もいまだに多く残されている。
同じくインペリアル・カレッジ・ロンドンのインフルエンザウイルス学者
ウェンディ・バークレー氏
は現時点では、NCoVが拡散していても発病者の数が少ないだけなのか、それとも
強毒性の新型ウイルス
なのか分かっていないと指摘した。
これを解明するには、サウジアラビアやヨルダンといった感染者の見つかった国で、NCoVが比較的軽い症状ながら広範囲に感染している可能性を即座に調べる必要があるという。
スイスにあるカントナル病院の
ボルカー・ティール氏
は今月、NCoVがヒトの細胞内で効率良く増殖することを示す研究結果を発表している。
昨年9月に最初の感染例の確認にもつながったHPAの研究者による初期の科学的分析では、NCoVに最も近い種は
コウモリのウイルス
である可能性が高いことが分かった。
このウイルスが動物からヒトに感染し、変異していくというのは珍しいことではない。
例えばエイズウイルス(HIV)や2009年と10年に世界的に流行した豚インフルエンザのH1N1型ウイルスがよく知られている。
また、独ボン大学の研究チームによると、ヤギが媒介しヒトに感染した可能性もある。
ウイルス学が専門である英国のレディング大学の
イアン・ジョーンズ教授
は、同ウイルスの感染が終息を迎えつつあるとし、研究は結果が出ないまま行き詰まる可能性を指摘した。
オスターホルム教授はウイルス学はNCoV感染の終わりを示す証拠を何も提示していないと反論した。
今日においては、世界はウイルスを混ぜる巨大なミキサーのようなものとなっており中東で(ヒトから)発見されたのなら、他の地域でも見つかる可能性はある。それは時間の問題だと話した。
ドイツで治療を受けたカタールの感染者を調べた結果、この感染者はラクダとヤギの飼育場を所有しており、自身が発病する前にヤギ数匹が病気になっていたという。
オスターホルム教授はこの点に注目し、全ての感染例で
ある特定の動物が感染源
だと突き止めることができれば、まだ安心できる述べた。
もしそうだとすれば、感染は
鳥インフルエンザ
のような散発性のものであり、ヒトはまだNCoVの保有宿主となっていないことを示唆すると指摘した。
ただ、サウジアラビアとパキスタンに渡航歴のある英国人男性の感染が2月11日に報告されたが、その後間もなくして感染が確認されたこの男性と同じ家族の2人には、中東への渡航歴はなく家族間による感染も明らかになったことで、NCoVがヒトからヒトへと感染し、動物が感染源ではない可能性も出ている。
世界保健機関(WHO)は、この新しい感染例が
NCoVには持続性
があることを示していると指摘した。
HPAの科学者も、他のコロナウイルスのようにNCoVが
飛沫により拡散
し、少なくとも状況次第でヒトからヒトに感染する可能性を示す大きな証拠だとしている。
中東地域の科学者や保健当局者にとっては、NCoV感染者を治療し、感染源を突き止めるべく研究している欧州の科学者らとの協力は不可欠となっている。
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ひとこと
保有宿主に人がなるまでは急激な拡大となり大混乱が引き起こされるようなパンデミックにはならない。ただ、哺乳類でも人に近い豚や類人猿等が感染しかけるときわめてリスクが高くなってしまう。
国立感染症研究所(感染研)の調査によると、世界中で昨年大流行した新型インフルエンザの患者が12月に入って急増し、それまで主流だった季節性のA香港型との割合が逆転したことがわかった。(関連情報)
今シーズンでは両方の型のワクチンを1度に接種できるようになったが、免疫が出来るまで3、4週間かかる。
→ ranking
感染研が国内各地で検出されたウイルス型を集計した結果、11月はA香港型が7割近くを占め、新型は3割弱だった。
だが、12月6~26日の3週間の速報値(28日現在)は、新型が182件と、A香港の71件を大きく上回った。 → ranking
A香港型は乳幼児に脳症を、高齢者には二次感染による肺炎を起こしやすく、季節性の中でも大きな被害が出る傾向がある。→ ranking
農林水産省は19日、富山県高岡市の動物園で死んだコブハクチョウから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された問題に関し、このウイルスは強毒性だったと発表した。
強毒性の鳥インフルエンザの発生は、今年4例目となる。→ ranking
動物衛生研究所(茨城県つくば市)で、今回検出されたH5型ウイルスの遺伝子を解析し、毒性などを調べた。北海道や島根県で今年見つかった鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)と、遺伝子配列が99%以上一致していることも明らかになったという。→ ranking
同園ではすでに、コブハクチョウが飼われていた堀にいたほかの鳥10羽の殺処分を終えている。
また、兵庫県は同日、県立コウノトリの郷公園(豊岡市)で飼育している国の特別天然記念物コウノトリの公開を中止すると発表した。
同公園ではコウノトリ約100羽を飼育し、うち12羽を公開していた。
公開用のケージは周囲を囲う柵のみの施設であり、野鳥との接触を防ぐために天井のある非公開のケージに移動させる措置が取られた。→ ranking
鳥取県は18日、米子市にある民家のベランダで今月4日に衰弱した状態で見つかり、5日に死んだ野生とみられる
コハクチョウ
の幼鳥1羽から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたことを明らかにした。
鳥取県庁で18日開かれた対策会議に出席した
伊藤寿啓鳥取大教授
によれば島根県安来市で感染が判明した鳥インフルエンザウイルスと遺伝子の配列が一部同じとし、近縁の可能性があるとの見解を示した。
→ ranking
なお、鳥取県は発見箇所の消毒を既に完了している。
環境省は同日、半径10キロ圏内を監視区域に設定し、警戒レベルを最高度の「3」に引き上げた。圏内4戸の養鶏場に聞き取り調査したが、異常は見つかっていない。
遺伝子の配列が一部同じ鳥インフルエンザウイルスと近縁の可能性が高いといっても、配列が変化する傾向が強いものであり、拡大傾向にあるのかという点から考えればなんともいえない。→ ranking
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